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今年は、週刊文春の取材力に驚かされる1年となりました。

他の週刊誌と違って、何故、週刊文春ばかりがスクープを連発できるのか?

それも、かなりのインパクトのスクープばかりを?!

と言う訳で、週刊文春の取材力の秘密に迫ってみたいと思います。

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時間をかけた取材と惜しみなく経費を使う週刊文春

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出典:MFクラウド

まずはYAHOO!ニュースの週刊文春編集長への取材記事に注目してみました。

この記事によると週刊文春は、取材にしっかりと時間をかけていることがよく分かります。

──長い時間をかけた取材も実を結んでいるようです。
新谷:ええ。たとえば甘利氏の金銭授受事件はかなり長い時間をかけたものです。最初に情報としてあがってきたのは、2015年2月、ちょうど一年ぐらい前だったと思います。ある人物が甘利氏秘書と会っては現金を渡している、という典型的な口利きの話でした。あまりに絵に描いたような話なので「いまどき、そんな話ないだろ」と半信半疑でした。実際、その段階ではまだぼやっとしたもので、デスクには継続してウォッチするよう伝えました。
記者とデスクでは水面下で慎重に取材を進め、8月ぐらいに(金銭を渡した)一色武氏への取材で確たる証言を得た。とはいえ、重大な疑惑なので、綿密に事実確認を進めなければいけない。そこで甘利氏の地元事務所長だったK氏の行動確認を始めた。毎週ほぼ同じ時刻に会合するという飲食店を何度も張り込んだ結果、店内の撮影に成功したわけです。

甘利元大臣の裏金の記事では、羊羹と一緒に現金を渡しているという記事でした。

確かに絵に描いたような話でしたので、始めはガセ?という疑いもあったのでしょう。

それでも、しっかりとしつこくw取材を続けたことで事実が分かり、

スクープにつながったようです。

また、色々調べてみると、週刊文春は取材費を惜しまない!ので有名だそうです。

事実関係を明らかにするためであれば、金をかけても良い!と判断しているので、

記者も遠慮することなくお金を使うことが出来るということです。

緊急時であれば、編集長の許可がなくても、経費を使えるという情報もあり、

記者にとってやりがいもあるし、動きやすいということでしょう。

お金をかけた上に、ガセだったという事実が発覚した場合も、

「記事には出来ないけど、ガセだと分かったのだから良し!」

それなら仕方ない!と判断してくれるというのです。

他紙であれば、

「金かけたのに、何もなしか!?なんでもいいから記事にしろ!」となるところです。

そうなると、記者としては、ガセか?と思われるものにお金をかけることはできません。

甘利元大臣のスクープは、週刊文春ならでは!とスクープだったということが分かります。

しっかりとお金、時間をかけて取材をすることで、

誤報の率も下がり、更に記者のモノになるネタを見つける目も養われるのではないでしょうか。

その編集部の判断が的確だからこそ、週刊文春はスクープを連発できるのですね。

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週刊文春がすごいのではなく、他紙が腰抜け?!

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出典:女子会っ!

実は、週刊文春がすごいだけではなく、

他紙がダメなんじゃないか?と思っている人も多いと思います。

それは、週刊文春編集長新谷氏も感じるところがあるようで・・・

──対象への一歩踏み込んだ取材姿勢に独自性があるように感じます。
新谷:いまのメディアは、批判をされない、安全なネタばかり報じる傾向が強まっているように思います。評価が定まったものに対しては「悪い」「けしからん」と叩きますが、定まっていないものは扱いたがらない。ベッキーさんなんか最たるもので、一度、「水に落ちた犬」となると、かさにかかってみんなで責める。ベッキーさんの記事が出た後の反応、展開は我々の想像を遥かに超えていました。
はっきり言っておきたいのですが、うちはベッキーさんを袋叩きにするつもりで記事を出したわけではありません。私自身、水に落ちた犬を安全地帯から叩くのは大嫌いですから。あの記事を掲載した理由はシンプルです。好感度が非常に高いベッキーさんというタレントが恋愛をしていました。ところが、それは、妻のある男性、紅白に出場した人気ミュージシャンとの禁断の恋でした。意外な素顔ですね、というところまでです。

今のメディアの在り方について、語っています。

少し前の時代と違い、今は何かがあると、炎上がすごいですよね。

ネットがこれだけ世の中に定着し、

一般人がリンチのように対象をたたく。

だからこそ、他紙はあまり炎上しそうなネタを提供できない現実があるのかもです。

週刊文春も、炎上を狙っているわけではないというのが、

この記事を読んでいるとよく分かりますが、そこを恐れない姿勢というのが、

週刊文春の強みなのではないでしょうか?

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大手タレント事務所と癒着関係にない週刊文春

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出典:日刊ゲンダイDigital

出版社やTV局は、タレント事務所と癒着関係にあることが多いですよね。

グラビアに人気タレントを載せれば、雑誌は無条件に売れますし、

TV局も、視聴率を稼ぐには、人気タレントの存在は欠かせません。

どちらも、「明日からうちのタレントは出しませんよ!」と言われてしまうと、

困ってしまうから、大手タレント事務所に気を使わざるを得ないのが現状です。

放送では、SMAP報道の1週間をVTRで振り返り、スタジオではテリー伊藤が「やっと落ち着きましたよね」などと発言。他の番組と同様、無難なコメントや太田のくだらない茶化しだけで終わるんだろうと思っていたら、その空気を打ち破った人物がいた。
レギュラーコメンテーターとして出演していたデーブ・スペクターだ。デーブは「言っていいですか?」と切り出し、こんな話をはじめたのだ。
「世間的に違和感があると思いますよ。でも(報道しているのは)全部スポーツ新聞や週刊誌だけなんですよ。日常的に(SMAPを)使っているからテレビ局がいちばんパイプあるのに、一切独自取材してないんですよ。そういった意見っていうか声がたくさんあるのに、なんか違和感あるんですよね」
まさにSMAP報道の問題点を提起するコメントだが、このデーブの発言にスタジオは完全に凍りつき、沈黙が支配。普段は、“辛口コメント”を売りにしているテリー伊藤も一切何も言わない。MCの太田光は完全に目が泳ぎ、「どういう違和感だろう?」とぼそぼそつぶやくのが精一杯。レギュラーコメンテーターの西川史子にいたってはわざとらしく「違和感?」と首をひねってみせていた。
しかし、デーブはお得意のダジャレも封印し、真剣な表情で「これだけデカい芸能ニュースなのに、スポーツ新聞は別に直接関係ないんですよ、テレビ局いちばん関係あるのに、『自分たちでこう調べました』が一切ないんですよ」と繰り返しテレビのSMAP報道を批判。そして、「日本の芸能界と、事務所、テレビのあり方がすごく浮き彫りになっちゃった」と問題の本質にまで切り込んだのだ。

SMAPの謝罪騒動の時に、デーブ・スペクターがテレビ局とジャニーズ事務所の癒着について、

TVで堂々と批判し、ニュースにもなりましたが、

週刊誌にもほぼ同じようなことが言えると思います。

週刊文春を発刊している文藝春秋社が出している雑誌はほぼ文芸誌です。

【週刊】
週刊文春
【隔週刊】
Sports Graphic Number
【月刊】
本の話 PR誌
CREA 女性誌
文藝春秋
オール讀物
文學界
【隔月】
別册文藝春秋

女性アイドルやグラビアタレントのグラビアや、

ジャニーズのタレントに関係のある雑誌が明らかに少なそうですよね。

だからこそ、大手タレント事務所との癒着もなく、

思い切った記事を掲載できるのかもしれません。

タレント事務所側としては、スクープを撮られたとしても、

交渉の余地がないと言う訳です。

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優秀な人材を育てる環境が整っている

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出典:JODY

週刊文春は、他社で経験を積んだ優秀な記者をヘッドハンティングするそうです。

他の雑誌では、大手大学出身の新人キャリア社員記者と専属記者を使い分けしており、

現場で専属記者が取材してきたものを、新人キャリア社員記者がまとめることが多いそうです。

しかし、週刊文春は経験豊富なベテラン記者を専属記者として雇い、

その下で新人キャリア社員記者を修業させているそうなのです。

実際の記事を仕上げるのも、ベテランの専属記者なので、臨場感あるものが仕上がるし、

新人キャリア社員記者は、ベテラン専属記者に鍛えられて、

出来る記者に育っていくというシステムが出来上がっているのです。

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一般人がタレこみしやすい環境を作った!

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出典:雑感日記

今、文春のサイトには、文春リークスという情報提供コーナーが設けられています。

例えば、自分だけが知っている内部告発したい会社の秘密。

思いがけなく見てしまった、知ってしまった芸能人の不倫密会現場!

などなど、我々一般人にも週刊誌に売り込みたい!と思う事件があるかもしれません。

そうなった時、どこにタレこみますか?

内部告発なら、しっかり記事にして書いてくれそうなところを選びますよね。

今なら、ズバリ!週刊文春!じゃないでしょうか?

どこかに媚びることもなくしっかり記事にしてくれるところが、

タレこみしやすいようにサイトを準備してくれていたら、タレこみもしやすいですよね。

実際、週刊文春の「文春リークス」には、

設置後、膨大な情報提供が寄せられているということです。

しかし、週刊文春のポリシーは、金目的のタレこみは相手にしない!です。

情報提供者に払うお金も数万円という噂です。

だからこそ、ホンモノのネタも集まりやすいのかもしれません。

その中から、記事になるスクープを見極めるのも編集部の力量でしょうが、

週刊文春にはその力量もある!ということでしょう。

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週刊文春だけがスクープを連発できる理由はシンプル!

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出典:週刊文春WEB

最後に、まとめとしてYAHOO!ニュースの取材での新谷編集長の一言をご紹介します。

週刊文春がスクープを連発できる理由をシンプルに語っている言葉が印象的です。

──ずばり聞きます。週刊文春だけがスクープを打てるのはなぜですか。
新谷:今年になってから何度も聞かれた質問ですね。答えは至って単純。それはスクープを狙っているからです。「スクープをとるのが俺たちの仕事だ」と現場の記者はみんな思っている。そう思って取材しているし、現場に行っている。
いまここまで愚直に「スクープ」を狙っているメディアはあまりないように思います。新聞でもテレビでもスクープの土俵から降りはじめているような気がする。

確かに!狙わなければスクープは取れません。

現場の記者の「スクープを取る!」という意識が他紙より高い!

これが一番の理由なのだと思えますね。