被災生活は、避難所とは限らない

大地震などで被災し、避難生活をするとなれば、避難所で生活する場合がほとんどかと思います。
しかし、避難所が遠い場合や交通が分断された場合などで、自力で原始的な生活を強いられることが考えられます。
確かに、人口密集地域では避難所も多いはずですが、山間部や内陸部の方では、地域によっては隣家ですら車で行く距離だったりするのですから、避難所までは相当遠いことでしょう。
避難所に行くために苦労して遠くの町に出ていくよりは、倒壊した自宅のそばにテントでも張って、自力で生きていくことも大いに考えられます。
他にも、遠くの親戚の家まであるかなければならなくなったときは、旅の途中で野宿を繰り返し、一時的に原始的な生活をしなくてはなりません。
このように、被災生活を自力でする場合は、食事や暖を取るために、火起こしのことも考えていかなければなりません。
 
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野山で原始的な生活をするなら火起こしが大事

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火起こしは、少々当たり前の話もしますが、市販のコンロがなければ、まず石などを組み合わせてコンロを作ることから始めます。
避難生活中はとくに厳しくないでしょうが、地面に直にコンロを作って火をつけると、その土地を汚したり微生物に悪影響があることから禁止されている場合が多いようです。
可能なら金属でできたバーベキューコンロなどの器具があるとよいでしょう。
コンロを作る場合は、風が当たらないように工夫することが大事です。
風よけをたてたり、石を高めに積み上げたりすることもよいでしょう。
当然近くに燃えてはならないものがあってもいけません。

ライターさえあれば、苦労はない

そして、いよいよ火起こしですが、まずライターのような火種が必要です。
それから綿のような着火材、それから小枝などの燃えやすいもの、そして薪や炭などの長時間燃えるものが必要です。
ライターなどさえあるなら、特別な知識がなくてもふつうに火が着くでしょう。
すなわち、コンロができたら薪を置いていきます。たくさんでなくても、とりあえず燃えついてほしい薪を置きます。
さらに、燃えやすい小枝などを空気がよく通るように隙間を開けつつ置いておきます。
そして着火材となる綿などを小枝の下あたりに置きます。
このようにコンロに燃料がセットできたらライターなどの火種により点火します。
はじめは風が当たらないように、そっと手で包むようにして着火材に点火するようにして、着火材から燃えやすいものに火を移すときもそっと行いますが、適度に息を吹きかけて燃えやすくさせます。
火が完全に小枝などの燃えやすいものに着火したら、あとはふいごなどを使って息を強く吹き付けたり、うちわなどで仰いだりして、薪に着火するようにします。
なお、息を強く吹き付けていると、自分の体力が消耗し、へとへとになったり、貧血を起こして倒れたり、コンロから発生する一酸化炭素で中毒を起こしたりしますので、十分注意が必要です。
薪に着火したら、あとは時々薪を足して、火力を調整するだけです。
薪のくべ方によっては火が大きく高く燃え上がり、火事の心配をしなければなりませんし、あっと言う間に薪がなくなってしまいます。
この点も注意が必要です。できれば小さな火を長く持たせることが大事です。
 
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ライターよりもファイヤースティック

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さて、ここでライターなどの火種ですが、雨や高い山などの気圧の問題などで、ライターではうまく火が起こせないこともありえます。
その点、ファイヤースティックという、マグネシウムの棒をナイフなどで擦って火花を散らす方法があり、登山家の間では一般的になっています。
なお、ナイフはファイヤースティックを削るときだけでなく、薪の一部を薄く、そして何重にも削り、燃えやすくすることができます。
ファイヤーステックによる方法は、火花なので、ライターほど着火材に簡単に点火できるわけではありませんが、水に濡れても気圧が薄いところでも十分威力を発揮しますので、登山家やサバイバルの専門家には好んで用いられています。

ライターのガスが切れたとしても有効活用

さらにライターやファイヤースティックがなくても、摩擦式ライターさえあれば、ガス切れでも、火花さえ散らすことができれば、苦労するとは思いますが、一応これも綿などに着火できることもあるようです。
 
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レンズや棒の摩擦でも着火できる

ほかにも、ライターの代わりに、昼間、太陽が出ていれば、レンズを使って光を集め、点火できますし、あるいはビニール袋に水を入れてレンズのようにして光を集めて点火もできます。
あるいは、五円玉の真ん中の穴に、水を満たしてレンズのようにして光を集めることもできます。
また、棒を錐で穴を開ける要領で手のひらで回転させる古代の火起こしがあります。
きりもみ式と呼ばれていますが、かなり原始的で疲れますが火が着きます。これは台座になる木とその木に溝を作って細工しておくことも必要です。
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このきりもみ式の点火の代わりに、弓を組み合わせて、もっと簡単に棒を回転させることができます。
いずれにしても、これは練習しておくことが望ましいようです。

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わたのような着火剤

また、綿などの着火材ですが、綿の代わりに、ひもなどの繊維をほどいていくと綿のようになり、それを綿のようにもじゃもじゃと丸めることで、よい着火材になったりします。
このほかに、市販されているよい着火材もありますので、チェックしておくとよいでしょう。
ただし、市販の着火材は大変引火しやすいので、爆発事故などないよう、燃焼時に着火材を付け足すことが禁じられています。
このように、火を起こすのは、道具さえあれば天候にもよりますがとても簡単です。
しかしあらゆる状況を考慮して火を起こす技術を心得ておくことが肝要です。
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